乳酸菌 効果

花粉症は乳酸菌で防ぐ

花粉症は乳酸菌で防ぐ

春や秋に多くの人が悩む花粉症は、目のかゆみ、鼻水、鼻づまりなどの症状を引き起こす地味に辛いアレルギーです。


アレルギーはコップに水を貯めるようなもので、原因物質を体内に蓄積することで大人になってからでも発症する可能性のある厄介な病気です。


「今年も花粉症にはならなかった!」

という方も、来年には発症するかもしれないので注意が必要です。


実は、この花粉症対して乳酸菌が効くということが最近の研究結果で明らかになりました。


花粉症には、免疫をつかさどる細胞の1種であるヘルパーT細胞の「Th1細胞」と「Th2細胞」とが関係しています。


このTh1細胞に対してTh2細胞が相対的に多いと、アレルギー症状が発症するのです。

つまり、Th1細胞を増やすかTh2細胞を減らすことができれば、症状が軽減するのです。


実は乳酸菌の中には、Th1細胞を活性化させる働きを持つ乳酸菌がいることが分かっています。


花粉症は花粉が飛び続けている数ヶ月間の間ケアしていなければなりませんが、乳酸菌を定期的に飲み続けていればいつもの健康管理で花粉症まで対策できるので一石二鳥というわけです。


実は下痢にも乳酸菌が効く

下痢にも乳酸菌が効く

乳酸菌の効果と聞くと、「便秘を改善する」という意見が多く聞かれます。


正しい知識なのですが、実は乳酸菌は下痢にも効果があるのです。

そもそも下痢にはウイルスなどの感染によって起こるものと、ストレスや消化不良などの生活習慣が原因で起こるものとがあります。


腸内環境が悪化することによって便の水分が過剰に多くなり、下痢になってしまい、3週間以上続く慢性の下痢になってしまうこともあるのです。


乳酸菌には便の水分量を調節する役割があるため、規則正しい生活リズムを作りながら乳酸菌を積極的に摂取することでも改善が図れるのです。


ただし、感染性の下痢や何らかの疾患が原因によるものである場合には、必ず医療機関の受診が必要です。


「比較的元気だけどお腹の調子が・・・」という方は、是非乳酸菌のサプリメントを試してみてください。


うつや不安にも効果的な乳酸菌

うつや不安にも効果的な乳酸菌

美容・健康として非常に注目を集めている乳酸菌ですが、実は最近の研究で「不安症状やうつ症状にもプラスの影響をもたらす」という結果が報じられ、話題となっています。


研究をしたのはアメリカ、カリフォルニア大学のKirsten Tillisch教授をはじめとする研究チームです。


18歳~53歳までの女性を対象に、「生きた細菌を含むヨーグルトを毎日2回摂取」「細菌を含まない乳製品を摂取」「乳製品なし」の3グループに分け、研究前後で脳内のMRIを撮影しました。


すると、生きた細菌を摂取していたグループでは、体性感覚皮質(感情や痛みを司る部分)を含む脳のネットワークの活動や前頭前野皮質(思考や創造性を担う)の活動に減少が見られ、体が発するシグナル刺激の受容に落ち着いて反応することができるという特徴が発見されました。


さらに、意思決定とかかわりの深い脳の分野では逆に活発に活動することがわかり、他の2グループはどの脳内変化も見られなかったのです。


これまでは脳→腸へのシグナルが送られることは分かっていましたが、この研究によって腸→脳へのシグナルも存在すると言うことが明らかになったのです。


詳しいメカニズムは研究中ではありますが、不安症状やうつ病、アルツハイマー病、パーキンソン病、自閉症などの治療に非常に有効ではないかと考えられています。


ストレスの多い現代社会には、精神的に様々な支障をきたす人が増えています。

ストレスフルな生活を送っている方、精神的に辛い状態になることがある方は、是非乳酸菌サプリメントを試してみてはいかがでしょうか。